こんにちは。二人の娘を子育て中のカコです。
昨シーズンで我が家の中学受験は一段落したものの
受験勉強真っ只中の時に、悩みの種となっていたのが
『国語の成績の上げ方』でした。
本を読む子は国語の成績が良いって聞くけど、本当?
それなら、いっぱい本を読ませた方がいいの?
そんな私が実際に子育てを通して、その答えにたどり着きましたので
それを綴っていきたいと思います。
目次
読書は成績を上げるのに役立つか?
結論としては「YES 」です!
それは、どうしてなのか?
読書のもたらす効果について見ていきますね。
文字(漢字)に触れる機会が増える
小さい子が文字を覚えるためにやることって何でしょう?
「ひらがなの練習」?
違います!
文字に多く触れさせることですよ。
言葉に興味を持ち始めたお子さんに、絵本などで、
「『いぬ』って書いてあるね〜」など
まずは教えてあげますよね。
それと同じ。
大きくなって、少し長い文章の本を読めるようになってきたら、
漢字が含まれる本も読むようになってきます。
最初は「ルビあり」の本でかまいません。
すると自然に漢字に触れる機会が増えますよね!
小さいお子さんに「ひらがなの書き取り」を強要しないように
小学生にも「漢字の練習」ばかりさせたら嫌いになっちゃいます 泣
もちろん漢字練習は大切な勉強法の一つなので必要ですよ!
後日、漢字に強くなったニコの話も書きますね〜♪
というわけで、読書は漢字に触れる機会を増やしてあげることができるんです。
読む力がついてくる
「文字がたくさん並んでいるだけで嫌になる…」
「だから国語の教科書を見るのも嫌だ…」
「テスト問題を読むのも苦手…」
となってしまったら大変!
だって日本に住んでいる限り、国語に限らず、
他の教科も日本語の文章で書かれていますからね。
他の教科の成績を上げるためにも『国語の読解力』は必要です!
その読解力を付けるためには、何をするか?
ひたすら『読解問題』を解かせる?
それこそ国語が嫌いになっちゃいます 泣
どうすればいいか?
お子さんが好きそうな本をたくさん読ませてあげましょう♪
「小学○年生だから、こんな本を読まなきゃいけない!」
「大きくなったんだから、そんな簡単な本ばっかり読んでないの!」
など、うるさい口出しはしないであげてくださいね。
自分の読めるレベルが上がれば、少しずつ難し本にも手を伸ばすようになりますから♪
知識が豊富になる
中学受験の知識問題で取り扱われる『同音異義語』や『同訓異字』。
勉強で詰め込むよりも、普段の生活でそれらの言葉を使っていれば、
わざわざ時間をかけて覚えることもないですよね。
例えば『A解放』と『B開放』。
「人質をカイホウする」は、どちらの漢字? という問題。
「解き放つ」だから『A』だ!
という感じで、意味が分かれば解けたりします。
そういう意味のニュアンスって、想像力にも関わるので、
実際に経験できないものは、読書などで疑似体験させてあげると有効です。
他にも、『ことわざ』や『慣用句』など。
実生活の中で使ってあげられれば、もちろん良いですが、
なかなか使う機会が無いときには、やはり本が頼りになります!
実際、
それって「井の中の蛙(かわず)大海を知らず」だね
あ、その言葉 知ってる!この前、本で読んだ〜!
なんてこともありましたよ 笑
いつから始めればいい?
始めよう!と思った時が始め時です!
と言ってしまっては、あまりに雑すぎるので 笑
一応、体験談を踏まえた目安はこんな感じです。
■乳幼児期(0歳〜5歳)
…国語力は抜きにして、本を大好きにしてあげられる
(結局、後々、国語力に繋がります)
■小学校低学年(6歳〜8歳)
…学校の勉強とは別に、読書をするのが当たり前の状態にしてあげる
(学校でも文章に触れるのが苦にならなくなる)
■小学校高学年(9歳〜12歳)
…この時点で読書が好きではないなら
簡単な本、または、マンガのノベライズでも良いから
文章に触れて「楽しい!」という感覚を味わわせてあげる
中学受験を想定している子は、できれば4年生の内に。
(学年が上がるにつれ、確保できる時間も少なくなるし、
効果が現れるまでに時間もかかるので。。)
読書の成果〜子育て体験談〜
イチコ(中1の場合)
小学4年までは、あまり本を読まない子だったのですが、
5年生の夏に『ぼくらの七日間戦争』を買ってあげたら大ヒット!!
そのご『ぼくらシリーズ』を読みまくり、読書にハマってくれました。
ただ、読書の効果は受検勉強期間中には、なかなか現れず。。
国語は苦戦を強いられました。
しかし、中学校に入学してから効果発揮!
さほど勉強していないのに(コラ!笑)
先日の塾のテストで、国語の得点『96点』偏差値『65』と
得意の数学を上回った!(快挙!)
塾の授業でも
読解の問題で重要な所に線を引いていくんだけど
後から先生が解説してくれる所と、私が引いた所、
ほぼ一致してるんだよね〜♪
と嬉しそうに報告してくれました。
ニコ(小3の場合)
とにかく漢字に強いです。
塾で「花まる漢字テスト(通称;HIT)」というのを受けるんですが、
96点以上を取ると飛び級ができる制度があり、これを利用した結果、
小3で小学5年生レベルまで進みました。
友だちKくん(中1の場合)
イチコの友だちKくんは、両親が共働きなので
こどもルーム(学童)に行っていたのですが、
そこでしていたのが、ひたすら読書!
「外で遊ぶより本を読んでいるのが好きみたい」とママが言っていました。
そのKくん、この春、麻布中学に合格したそうです♪(おめでとう!)
まとめ
『読書は国語の成績を上げる効果がある』と書いてきましたが、
『国語の成績を上げるために読書をさせる(強制する)』だと
効果は期待できないと思います。
あくまで読書は楽しむもの!
楽しんだ先に、成績アップがあるのだと思います。
親御さんは、お子さんに楽しい読書の時間をプレゼントしてあげてください。
次回は『読書する子は親次第〜多読のススメ〜』(仮)を書いてみようと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。