イズルハ家の教育系体験記

イチコ(新・高1)ニコ(新・小6)オト(大黒柱)二児の母(私)が日々体験したことを教育系を中心に備忘録代わりに記録しています。公開日記のようなものです。気軽に読んでいってください。

読書をしても『国語力が上がらない場合』もあります〜子育て体験談2〜

 

こんにちは。二児の母のカコです。

 

前回の記事の最後に

『読書する子は親次第〜多読のススメ〜』(仮)を書くと宣言しましたが

色々と振り返った結果、

読書をしてても成績に結びついてないこともあるなぁ

と思うこともあったので…。

予定を変更して、今回は、

『読書をしても国語力が上がらない場合もある』の体験談を書いてみます。

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目次

 

読書は成績を上げるのに役に立つか?(追記)

前回の

『読書をしている子は国語ができる』は本当でした〜子育て体験談〜

では3つの効果について書きました。

  1. 漢字に強くなる
  2. 読む力が付いてくる
  3. 知識が豊富になる

そして書き切れなかった 他の効果について、3つ追記したいと思います。

それが、

 4.理解力アップ

 5.表現力アップ

 6.文章をまとめる力(作文力)

です!

 

理解力アップ

動画では映像によって一目で理解できるものも

本では文章を読んで想像することによって場面を理解しますよね。

そのため、知らず知らずの内に言葉によって理解する力が付いてくるんです!

 

例えば、これは学校の授業などで有効ですね。

今はICT教育で映像学習やネットなどを使う事もありますが、

基本的には「先生が話したこと」や「黒板の板書」等を理解する必要があります。

そんな時、理解力があれば

先生の言っている説明が すんなり頭に入ってくることができますよ!

 

先日、ピアノの先生にも

「ニコちゃんは少し弾き方の説明をしただけで、すぐに分かって直してくれる」

と褒められました♪

 

表現力アップ

表現力、つまり「言葉に表す力」ですね。

 

「こんな感じのことを言いたいのに、良い言葉が見つからない」

なんていうこと、ありませんか?

これは、ボキャブラリーの乏しさからくるもの。

だから

「アレがバーン!となったのが、ズドーンって感じでホントに凄くて!」

なんて、擬音語だらけの会話になっちゃったり 笑

(擬音語・擬態語(オノマトペ)も効果的に使えば素晴らしいものですが)

 

でも、読書をしていると、表現力がアップします!

その理由は『語彙力』です。

読書をすることで、様々な言葉に触れる機会が増えますからね。

普段の生活では、なかなか使わない言葉も

読書なら前後のストーリー(文例)を踏まえて習得することができますよ。

 

文章をまとめる力(作文力)

『語彙力』で単語を補ったら、次は『文章力』

より人に伝わりやすい文章を作るには、どうしたらいいか?

 

その習得には、やっぱりです!

だってプロの方

まさに人に伝わりやすい文章を目の前に用意してくださっているのですから!!

 

目の前のお手本から、いっぱい吸収(インプット)している内に、

表現(アウトプット)も、だんだん上手になっていきます。

 

しかし、必ずしも本を読んでいれば、そうなるとは言い切れません

そこには『穴』もありますので、お気を付け下さいね。

 

読書だけでは穴もある

体験談・ニコ(小3)の場合

多いときは1日に10冊以上の本を読む次女のニコ。

国語は問題ないだろう

と、高(たか)をくくっていました。

しかし、そんなニコの作文力に愕然とすることに。。

 

ニコが通っている「花まる学習会」では、毎回、作文を書く時間があります。

1年生の頃、ニコが書いた作文はこんな感じでした。

きのうサイゼリヤにいきました。
サラダとピザとコーンスープとハンバーグをたべました。

以上!

何の報告文だ〜!? 笑

 

作文が書けない理由は 明々白々。

アウトプットの実践経験を積んでいなかったから!です。

だって小学生になるまで、作文なんて書いた事ありませんでしたからね。

 

一方、そのご何度も作文を書き続けた 現在小3のニコの作文がコチラ↓

私は読書が好きです。読書をすると時間がとても早く感じられてしまいます。
(中略)
シリーズだと どんどん読んでしまって 気がついたら一時間たっている時もあります。長いお話の本は つづきが早くよみたくて時間がたってしまっている時もあります。
それくらい本や読書の力はすごいので みなさんも読書をしてみてください。

反復のおかげで、自分の体験や考えを しっかり伝えられるようになりました。

 

反復練習

以上のように、読んでいる(インプット)だけでは

表現(アウトプット)が すぐに上達するわけではないんですね。

アウトプットが上手くなるためには、やはり反復練習が必要です。

 

「漢字」に関しても同じです。

前回、ニコは小3にして小5の漢字テストを受けたと書きましたが、

これは読書で知っている漢字を増やした上で

漢字練習やミニテストを自主的におこなったので

そのレベルに到達できた、というわけです。

 

読書だけでは「この漢字、知ってるはずなのに書けない〜」になりがちです 笑

 

精読の力

精読(せいどく)とは、しっかり丁寧に注意深く読むことです。

これが ただ単に読書を楽しんでいるだけでは身につかない…。

 

ある日、Z会の国語の読解問題をやっていたニコが

この問題、全然わかんな〜い!

と言い出しました。

 

1日10冊以上の本を読む(たぶん速読している)ニコは

本を細かいところまで読まず、サーッと流し読みしているようです。

なので、しっかり読まないと解けない読解問題が分からない…。

 

でも、普段から文章に触れるのが慣れている分、

やろうと思えばできるんです。(たぶん面倒なだけ 笑)

 

だから、きちんと読まなければならない文章は

指で文字を追ったり 重要だと思われる所に線を引くなど

楽しむだけの読書とは違う経験(練習)をさせてあげると良いと思います。

 

まとめ

このように読書だけでは、すぐに国語の成績アップに繋がらないこともあります。

それを補うような『練習」が必要なんですね。

 

でも、本を読んでいれば『理解力』・『語彙力』・『表現力』の基礎

身について(インプットされて)いますから、

アウトプットの練習もハードルが低くて済みます

 

ぜひ読書を通して楽しく学力アップに繋げてみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。