イズルハ家の教育系体験記

イチコ(中3)ニコ(小5)オト(大黒柱)二児の母(私)が日々体験したことを教育系を中心に備忘録代わりに記録しています。公開日記のようなものです。気軽に読んでいってください。

Z会の小3エブリスタディ1月号『読書案内』『読解問題』に載っていた本を読んでみた

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先月、Z会のエブリスタディの中にある『読書案内』のページで

紹介されていた本が良い感じでしたので、

今月号も忘れずチェックしてみました。

(あぁ…4月号から11月号をチェックしなかったのが悔やまれます…)

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以下、ニコと私が読んでみた本の感想です。

 

目次

 

<読書案内の本1>『ふしぎの時間割』

 

「こそあどの森の物語」シリーズなど、

数々の面白い児童書を書いている岡田淳さんの本です。

こちらも、岡田淳さんワールド全開のふしぎなお話がたくさんでした。

 

朝の登校から始まり、1時間〜6時間目、

放課後、暗くなりかけて、夜の学校のお話、と

別々の主人公に別々の面白い出来事が起こる

10個のショートストーリー

 

字の大きさ「やや小さめ」で、

ページ数159ページ(最後の絵は含まず)と

まぁまぁのボリュームですが、

ショートストーリーの終わりには必ず見開きいっぱいの絵があります。

 

本好きな子はいっきに読める内容ですし、

本が苦手な子も、一つ一つのお話は短いので、読みやすいかもしれません。

 

<読書案内の本2>『そばかすイェシ』

 

ドイツに住む赤毛の女の子イェシの3つの物語が入った本です。

 

この本を読んだ感想は、

海外の子の考え方や行動などが本を通して感じることができるな、です。

 

ちょっぴり強引なところなどは

イェシちゃん個人の性格なのかもしれませんが、

パパやママ、お兄ちゃんやお友達との会話なども

日本人のそれとは やっぱり違う。

異文化への理解といったら大袈裟ですが、

自分たちとは異なる考え方を持つ人を認める力などは

今後も国際化社会の中で必要な能力となるわけで。

海外の作家さんの本を通して、

そんな経験がちょっと身につくかな〜なんて、考えたりしました。

 

字の大きさ「やや小さめ」

ページ数182ページ(あとがき含まず)

 

続編の『もっと!そばかすイェシ』も出版されていましたよ。

イェシがハチャメチャで、おもしろかった!

 

<読書案内の本3>『たんぽぽ』

 

優しいお話が8つも入っている本です。

こちらも独立したショートストーリーですので、

本が苦手な子や朝読など短い時間などでも読みやすいと思います。

 

ページ数151ページありますが、

字の大きさ「やや大きめ」

基準としては↓

小さめ(高学年用)<やや小さめ(中学年用)<やや大きめ(中学年用)<大きめ(低学年用)

余白も多めで、スラスラ読める感じです。

さりげない出来事の中にある ちょっと特別なお話が詰まった本。

心があったかくなる本だったよ

 

<読書案内の本4>『玉子の卵焼き』

 

玉子(たまこ)ちゃんと双子の兄弟の「ぼく」目線で

ストーリー展開する物語です。

玉子ちゃんが悩みの種…という「ぼく」の気持ちも分かりましたが、

途中から、純粋無垢な玉子ちゃんも好きになりました!

 

字の大きさ「やや大きめ」

ページ数121ページ(最後のレシピ含まず)

数ページに1枚挿絵も入っているので

今回、読書案内で紹介されていた4冊の本の中で

いちばんスラスラ読みやすい本かもしれません。

(本好きな低学年の子にもオススメです)

ドタバタ色々あったけど、最後は家族の絆が深まるお話

 

<読解問題の本1>『シンタのあめりか物語』

 

こちらは読書案内ではなく、

Z会「エブリスタディ」国語の読解問題に使われていた本。

続きが気になったので読んでみました。

少し古い本のようで、中古品しか売っていなかったので、

図書館で見つけて読みました。

 

シンタ一家がアメリカに移住した際の苦労が色々と書かれていました。

一番大きな「言葉の壁」について、

友達と仲良くなることで乗り越えた3年生のシンタ、

学校では一言もしゃべろうとしない中1のお姉ちゃん、

そんなお姉ちゃんの気持ちを理解しようと

自分も大学に通うことにしたお母さん。

家族がそれぞれ悩んでぶつかり合う場面も。

 

その他、異文化間の考え方の違いや

昔の戦争に伴う日本人への嫌悪感など、

この1冊の中に

子どもにとっては理解するのに少し時間がかかるような、

考えさせられる様々なテーマも入っていました。

色々とハプニングはあったけど、
みんなの頑張りで最後はハッピーで終わって良かった。

文字の大きさ「やや小さめ」

ページ数141ページ(あとがき含まず)、

文字はびっしりで、挿絵少なめ

本好きな子にオススメです。

 

<読解問題の本2>『ぼくの一輪車は雲の上』

 

こちらも、読解問題に使われていました。

「シンタの・・・」と同様に、こちらも少し古い本のようで

中古しか見つからず、図書館で借りることにしました。

達成感のあるお話だったよ

文字の大きさ「やや小さめ」

ページ数156ページ

挿絵は数ページに1枚程度。

本が好きな子にオススメです。

 

一言感想(要約)を聞く習慣について

ニコが本を読む時は、一気に何冊も何冊も読むので…。

余韻というものがないんですよね。

あとから「この本どうだった?」と聞いても

「覚えてない」「忘れた」なんて言う。

 

今回、紹介した6冊の中で

ニコが一番最初に読んでいた「玉子の卵焼き」について

ブログに載せるから感想を教えて

というと、案の定、「わかんない」というので

ここは根気よく引き出そうと、私も粘りました。笑

そうしたら・・・

えっと…いろいろな出来事が起きて…

いろいろって何?

(↑この時点で私はまだ読んでいない)

いろいろ!ドタバタがあったの!
それを玉子ちゃんが頑張って…

最後は家族の絆が深まったから良かった!

おぉ、いい言葉が出てきたね〜!

というわけで、今回、ニコから引き出した感想を

それぞれの本の紹介の最後の方に載せてみました。

コツが分かってきたのか、

だんだん感想や要約が言えるようになってきた。

 

実は「この方法、ちょっと良いかも!?」と思っています。

以前、高濱正伸先生の『国語の力を親が伸ばす』の本の中で

国語が得意な子は要約する(まとめる)力がある

ということが書いてあった。

 

今までは読んだ本を読みっぱなしで終わりにしていましたが、

今後は「一言で言うと、どんな本?」という質問をして、

感想や要約を引き出してみようかなと思っています。

(しつこい!と嫌がられない程度にですが。笑)