長女イチコ（中１）の学校は、昨日と今日が『期末テスト』。
前の記事でも書いた通り、
イチコは ほとんど勉強をせずにテストに臨んでいます。
良い意味でとらえれば『一夜漬けではなく１年間の実力を試すため』、
そのままの意味でとらえれば、ただ『テスト勉強をサボりたかったから』。笑
イチコは１年前に、今の国立中学校を受験（受検）して、
ご縁をいただき通っています。
この学校は、自由な校風で、説明会の時のお話でも
「他の学校と比べても校則はかなり緩いです」と言われました。
その代わり、生徒には自分で考えて行動することが求められています。
『自由』である代わりに『責任』が伴ってくるのですね。
大人が決めた安全安心の校則の中で子どもを守る学校と
自由というフィールドの中で生徒同士話し合いながらルールを作る学校。
どちらも『アリ』なんだと思います。
ただ、子どもに『自由』を与えるということは、大人としては、かなりハード。
それを今、本当に痛感しています。
イチコは今回、テスト前にもかかわらず、ほとんど勉強をせず、
動画（アニメ）を思う存分、楽しんで過ごしました。
その様子を親として、何も感じずに過ごしていたわけではありません。
本当は『そろそろ勉強したら？』と言いたかったし、
『アニメを見るのは、テストが終わってからでもいいんじゃない？』
と言ってしまいそうだった。
でも、塾の先生に
「親は勉強のことで余計な口出しをしないで！」と止められているのに、
ここで言ってしまったら、今までの苦労が水の泡。
中学校の「自分で考え、自分で主体的に行動する」という方針にも反する。
この数日間、実はかなりストレスでした。苦笑
イチコ自身、自由と責任については、きちんと理解している様子で、
昨日、こんなことを言っていました。
テストの解答用紙を回収してる時、
他の人の方がいっぱい記入してるの見て、
みんなの方ができてるかも？って焦っちゃった…
でも、そりゃそうだよなって。
だって、私、テスト勉強してないもん！
その事実はちゃんと受け止めてるよ。
自分がテストができていなくても、自己責任。
「親に勉強しろって言われなかったから」とか
「早く寝ろっていわれて勉強できなかった」とか、
誰かのせいにできず、自分の非を認めるのは、
子どもには結構つらいのではないかな。
大人でもできない人もいるし。
でも、その経験を この年齢からさせてくれる中学校とご縁を頂けたこと、
この方法を徹底してやって下さい！と言ってくれた塾の先生と出会えたことが
すごくありがたい。
この塾の先生、かなり破天荒で面白く、信頼のできる先生。
「のめり込める物があるっていうのは人生ですごく良いこと！
好きな事をやり尽くす経験が人としての豊かさを生む」
と言って、
「１、２年生の内は好きにさせていいですよ、
イチコさんは自分でやらなきゃいけないことを ちゃんと分かってる子だから」
と私を説得し、親に勉強の関与から手を引かせた塾の先生。
その代わり、塾の方でしっかりサポートをしてくれる。
スーパー破天荒で凄い先生。
時々、こんなに自由にさせて本当に大丈夫なのか？と不安になったり、
イライラすることもあるけど、
親も、このチャンスを機に、一緒に成長していけたらと思います。
というわけで、今回の期末テストの結果については
良くても悪くても受け止めて、次回以降に繋げてくれればと願います。
