イズルハ家の教育系体験記

イチコ(新・高1)ニコ(新・小6)オト(大黒柱)二児の母(私)が日々体験したことを教育系を中心に備忘録代わりに記録しています。公開日記のようなものです。気軽に読んでいってください。

叱られ慣れていない次女が母に叱られ、絶望しかけた話(経験・ストレス・成長について)

先日の出来事。

次女のニコ(小4)が書写の時間に墨汁を飛ばし、服を汚しました。

それ自体は、仕方がない。

しかし、その後が問題でした。

 

小4女子の過ち

私が洗面所で その服を石けんで予洗いした時、

乾燥機として使用中のため洗濯機が空いていませんでした。

このため、乾燥が終わったら洗濯機に入れて洗おう〜と思って

一時的に、そのまま洗面所に服を置いておき、その場を離れた。

その洗面所で、ニコが書写で使った筆を洗ったのです。

 

ニコが筆を洗っていることに気づいた私。

「洋服、置きっぱなしにしちゃってごめんね〜大丈夫だった?」

と聞きに行った時には、遅かった。

墨で汚れた手で服をつまんで、私に見せるニコ。

頑張って洗って、せっかく一度きれいになった服に

ニコの黒い指の跡が残り、

場所によっては筆を洗ったことによる汚れた水を含んでいた。。

 

ということで、私、キレました。

「服をよけてから筆を洗うとか、

考えられなかったのかー!!?💢」

 

叱られることに慣れていない次女

話はさかのぼり、数年前。

長女イチコ(現・中2)は小学校時代、

中学受験の勉強の時や普段の態度などで叱られることが多かった。

一方、そんなイチコの様子を見てきた次女ニコは、

同じ轍は踏まないようにと、しっかり行動してきたので、

私に叱られる経験が、これまであまりなかった。

 

そんな経験不足のニコ。

保育園時代、先生が優しく注意しただけで、目にいっぱい涙を浮かべ

「ごめんなさーーーい!!」と泣く始末。

(先生;「悪いってわけじゃなくて、こうした方がいいよ〜って言っただけなんですけどね〜」と困りながら私に報告…。当時の先生、ご迷惑をおかけしました!)

 

小学生になっても、その性質は変わらず。

というわけで、未だに叱られると、

この世の終わりくらいに絶望した様子を見せるのです。

 

その態度が母を更に怒らせた

今回の話に戻ります。

「服をよけてから筆を洗うとか、

考えられなかったのかー!!?💢」

とぶち切れた私に対し、泣きながら「ごめんなさい〜」と言うニコ。

絶望のどん底、もう生きていけない…という様子で

自分の殻に閉じこもろうとしていたから、私は更に怒ったのです。

「なんなの!?その態度は!!💢」

 

叱られている原因を分かっていないのかな?と。

母は、ニコ自身に怒っているのではなく

ニコがやった行為に対して怒っているのです。

 

しかし、ニコは、自分はもうダメだ…というような様子。

そうではない!ということを言いました。

「私は、あなた自身を否定しているわけじゃない。

やってしまった事象に対して怒っているだけ。

それを改善すれば、何も問題ない。

だから人生終わったような顔をするんじゃない!!!」

 

つまり、服を汚したニコはダメだ!と言っているわけではない。

困ったことが目の前にあったとき、どうしようか考えなかった事が悪い

服を汚さないように、何故よけなかったのか?

よけられなかったのなら、「コレどうすればいい?」と

なぜ一言、声をかけられなかったのか?

今度からは頭を使って、どうすればいいか考えよう!

頭は計算問題を解いたり暗記するためにあるんじゃない。

考えるためにあるんだ!ということ。

 

それで理解できたらしく、

「はい!分かりました!今度から気をつけます!」

と、顔つきが変わったので、母の言いたいことは伝わったようです。

(というわけで服を汚したことに加え、絶望したことでも怒りを買い、

二重で叱られちゃったニコでした)

 

経験・ストレス・成長について

最近、習い事について書いたブログの中でも

「経験」という話をしていますが、

子どもにとって叱られることも経験(学び)の一つと、つくづく感じました。

これまで、ニコには、その経験が足りていなかった。

イチコが叱られているのを見ていても、

それは実際に自分に生かせる経験ではなかったということですね。

 

以前、ベビーパーク(幼児教室)に通っていた時に

マザーリングの話の中で、「ストレス」についての話があり、

「ストレスは悪みたいなイメージがあるが、

子どもにとって適度なストレスは必要」とのことでした。

子どもに限らず人は適度な負荷があるから成長できる。

だから親は負荷(ストレス)を排除しようとするのではなく

適度なストレスは子どもの成長につながると考えましょう、

というモノだったと記憶しています。

う〜ん確かに。

 

世の中、どんな困難が待ち受けているか分かりません。

その困難(ストレス・負荷)を乗り越えるために、自分でどう対処するか?

それは、これまで培った経験を元に分析し、思考するのだと思います。

その経験が圧倒的に少ないと、選択できるカードもないわけで…。

なので、今回、ニコは「叱られる」という経験により、

「叱られた時の対処法」のカードを手に入れたことになるのかな。

 

『失敗は成功のもと』です。

子どもなんだから、失敗できるだけ失敗すればいい!

そのたびに叱られて、それも糧にすれば良い!

ただ今後もニコが「叱られないよう上手く立ち回る」という選択をするなら

世の中を渡る一つの手段として、それはそれで良いかも!?ですけど笑

 

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日本からウクライナへ祈りを届ける~#SunflowerFromJapanプロジェクト