イズルハ家の教育系体験記

イチコ(新・高1)ニコ(新・小6)オト(大黒柱)二児の母(私)が日々体験したことを教育系を中心に備忘録代わりに記録しています。公開日記のようなものです。気軽に読んでいってください。

数学と時代劇、異色のコラボ小説が面白かった!『彩菊あやかし算法帖』

先週のブログで、青柳碧人さんの本を読んだ体験談を書いていたら

久々に また読みたくなったので…青柳さんの本、読んじゃいました!

今まで読んでいなかったけど読んでみたかった本

『彩菊あやかし算法帖』です!!!

 

 

 

彩菊あやかし算法帖

超 大まかな あらすじを書くと…約二百年前の日本、

常陸国の彩菊ちゃん(17歳)が大好きな算法(数学)を使って

あやかし(物の怪・化け物)による村々の被害を救っていく…という話。

(本当に超ザックリになってしまった!( °᷄д°᷅;)⁾⁾)

 

こう書いてしまうと、彩菊ちゃんがヒーローのごとく、

すすんで化け物退治をしている印象を与えてしまいますが…違います!

本当は化け物とは関わりたくないし、怖いし。

でも、お上の命令に逆らうことはできないし…。

それに大好きな算法が絡んだ事件と聞くと、血が騒いでしまう…!

というわけで、様々な事件に関わることになるのです。

浜村渚の計算ノート時代劇版といった感じでしょうか。

こちらも浜村渚シリーズと同様、短編がつまった本となっています。

idokusyoclub.hatenablog.com

 

 

母の読後の感想

予想以上に、めちゃくちゃ面白かった!!!

時代物なので、どうなのかな〜?と思っていたのですが、

私としては「浜村渚の計算ノート」より好きです❤︎

理由は、青柳さんの現代版の小説って、

なんだか わちゃわちゃした印象を受けるのですが、

(↑うまく表現できなくてスミマセン…)

時代物のこれは、そういう わちゃわちゃ感がなくて読みやすかった。

対 人間ではなく、物の怪だったから、という雰囲気的なものもあるでしょうか。

 

あとは水戸黄門的な、一件落着!みたいな感じでスカッと感があり、

読後が気持ちよかったです。

短編小説が苦手な私ですが、

これは何だか楽しくて、次々と読んじゃいました。

 

しかも、算法(数学)が話の柱ですから、それがまた面白い♪

毎回、算法で解決できるなんて、そんな上手い話があるか〜!

とツッコみたくなりますがw

科学を使って解決する科捜研の女のようなドラマがあるのだから

算法を使って解決する事件があってもいいのかもしれない…かな!?

 

数学好きな人にオススメの本、だけど…

というわけで、数学が好きな人が読んだら、めちゃめちゃ面白いと思います。

なので本当は、我が家の数学好きな長女イチコ(中2)と一緒に読もうと

用意した本だったのですが・・・

妖怪やオバケなど怖い系が嫌いなイチコ。

もしかしたらこの本、ダメかも〜!?

 

私の感覚としては、ほとんどの化け物は怖くなかったけど、

一つだけ、1冊目の第五之怪「彩菊と逢魔が手鞠歌」だけは

ちょっと不気味だったなぁ。

元々、私も怖いのは苦手な方なので。

 

というわけで、怖いのが平気で数学好きな方は、ぜひ読んでみて下さい。

怖いのが苦手な方は、自己判断でw(たぶん、大丈夫ですよ〜)

中高生にオススメの本です。