イズルハ家の教育系体験記

イチコ(中3)ニコ(小5)オト(大黒柱)二児の母(私)が日々体験したことを教育系を中心に備忘録代わりに記録しています。公開日記のようなものです。気軽に読んでいってください。

何度も味わいながら読み続けたい『虔十公園林』ほか、宮沢賢治のおはなし〜次女の読書記録より〜

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先日、Z会のエブリスタディ小3に載っていた『読書案内』の本について

読んだ感想等をまとめた記事を書きました。

今回は、そこでは書き切れなかったこと第2弾として

『虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)/ざしきぼっこのはなし』のほか、

宮沢賢治のおはなし』シリーズについて綴ってみたいと思います。

 

書き切れなかったこと第1弾の記事はコチラ↓

idokusyoclub.hatenablog.com

 

Z会で紹介されていた『読書案内』の記事はコチラ↓

idokusyoclub.hatenablog.com

はじめに(前置き)

ハッキリ言って、私は宮沢賢治 初心者です。

例えば家にある『銀河鉄道の夜』。

今まで何度も読もうと思って本を手にしても、ついつい眠くなってしまい…

まともに読み切ったことはありません。

 

次女のニコ(小3)は、

花まる学習会の精読教材「さくら」で『注文の多い料理店』を、

Z会の国語教材で『ふたごの星』の後半を、

音読教材で『雨ニモマケズ』を読んだくらい。

 

我が家で使用している音読教材はコチラ

↓名作に たくさん触れることができて、とても良いです。

 

そんな初心者の書いている記事という前提の元、この先お読み下さい。

(それなら読まなくていいや、と思った方は、ここまでということで。

 どうもありがとうございました。)

 

『虔十公園林/ざしきぼっこのはなし』

 

『虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)』。

もちろん、このお話は読んだことがありませんでした。

Z会の『読書案内』に載っていなければ

自分からは手に取らなかった本だと思います。

(はじめ、タイトルの読み方も分からなかったですし)

 

結果・・・

この出会いに感謝です!!

 

読み終わって、ちょっと涙が出てしまいました。

純粋な虔十(けんじゅう)くんや 虔十くんを温かく守る家族。

時代背景や言葉遣いなど、難しいなと思う部分もありますが、

素朴で味わいのある言葉から じわじわと伝わるものがありました。

そして想像力を働かせながら虔十くんの人柄に思いを巡らせたり

形見として杉林を残したいと願った家族の気持ちを思ったり・・・

 

本自体は、小学校低学年向けくらいに文字が大きく

すべての漢字にルビがふってあり、

見開き1ページごとに必ず挿絵があります。

挿絵も可愛らしく、私はとても気に入っています。

言葉遣いについては、分かりにくいものには注釈が付いています。

なので、子どもも一人で読めると思います。

 

とはいえ、今の時点のニコが理解しながら読めるかというと、

ちょっと難しいかもしれません。

でも、この先1年後2年後、また中学生や高校生になってから、

さらには大人になってからも、

繰り返し繰り返し味わいながら読み続けられる本だな、と思います。

買って良かった本が また一つ増えました。

 

宮沢賢治のおはなし』シリーズ

 

はじめ『虔十公園林』だけ買うか、シリーズを全て揃えるか、

とても悩んでいました。

だって、全部買うとなると、お値段が・・・

 

でも、ニコが「読んでみたい!」と言ったのと、

宮沢賢治さんの本は持っていても損はない!」という私の決断で

シリーズ全巻を購入することにしました。

 

結果・・・

やっぱり買っておいて良かった!!!

 

有名なお話から全く知らなかったお話まで

色々と揃えることができて嬉しい!!!

宮沢賢治のおはなし》全10巻
・どんぐりと山ねこ
注文の多い料理店
・やまなし/いちょうの実
・雪わたり
・すいせん月の四日
・虔十公園林/ざしきぼっこのはなし
・ふたごの星
よだかの星
・セロひきのゴーシュ
オツベルと象
 

「どんぐりと山ねこ」が好き。
どんぐりたちが何度も何度も同じ事を主張するのが面白い♪

 

「すいせん月の四日」は初めて読んだ時、
頭の中が???で理解することができなかったけど、
話を分かりたかったので解説を検索して読んでみて納得。
自然の厳しさと優しさが表現されていることに感激した。

というわけで、宮沢賢治 初心者の我が家の読書体験記でした。

とても面白くて興味深く、何度も読む内に違う味わいも感じられそうなので

一度読み終わりましたが、今後の繰り返し読書も楽しみです。