こんにちは。二児の母のカコです。
今回は、ちょっと気になることについて綴ってみます。
それは『先取り学習』です。
姪っ子の小1の女の子が実家に遊びに来ていて
(我が家は実家とecho showで繋がっているので)
その時に聞いた話によると、
「2の段のかけ算ができる!」のだそうです。
お父さん(私の義弟)が教えてくれた、とのこと。
かけ算は、小学校2年生で習う範囲。
ま、簡単なので、覚えておいても良いんですが…
その前に やるべき事はないかなぁ?と思いまして。。。
我が家のニコ(現在 小3)は
年中さんで時計が読め、
年長さんで「あと〇分で〇時になる」という計算ができ、
小さい頃から算数は得意な方でしたが
かけ算九九は、小学校で習うまで教えませんでした。
なぜかというと「簡単に覚えられてしまうから」です。
なので、小1の時は、どんな問題でも足し算・引き算で乗り切らせました。
でも、そのうち、
5+5+5って、5が3つあるから、
もしかして5を3倍にすること?
と、気づいてしまうんです。
この「気づき」が大切だと思ってまして。
(九九は教えてませんが、倍数という概念は伝えていました)
昔、ニコがキッズアカデミーに通っていた時に、
ある男の子が小学校入学前に、かけ算九九を
1の段から9の段までスラスラ言っていました。
大人たちに「すごいね〜」と褒められていました。
確かにスゴイのですが、でも、
「かけ算」を ちゃんと分かって言っていたかどうかは疑問で…。
なので、大人は
すぐに成果の見える学習を子どもに記憶させるのではなく、
きちんと理解させてあげた上で教えて欲しいと思うのです。
「先取り学習」については、ご家庭により様々な意見があると思います。
先取った分だけ、子どもの自信に繋がるので良いという面もあります。
そういう『様々な意見』というのが大事だと思うのです。
何も考えないで
「先取りさせておけば良い」「簡単だから覚えておけばいい」
というのは、子どもにプラスになるかどうか…
これは子育て中の親御さんだけではなく、
学校の先生や塾の先生にも考えて欲しいことです。
時間が限られている中学受験の現場では
詰め込みになってしまうのも仕方がないかもしれませんが…
できれば、教える側の大人は
先取り学習や簡単に覚えられる学習など
「する」部分と「しない」(させない)部分を吟味して、
子どもたちに教育の機会を与えてあげて欲しいな、と思います。
今、目の前の子どもを「できる」ようにするだけでなく
将来的に「やってよかった」と思える学習であってほしいので。
以上、私の個人的な見解でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。