イズルハ家の教育系体験記

イチコ(新・高1)ニコ(新・小6)オト(大黒柱)二児の母(私)が日々体験したことを教育系を中心に備忘録代わりに記録しています。公開日記のようなものです。気軽に読んでいってください。

”非現実”だけど”現実的”な海の中の物語 『東京湾海中高校』 〜長女の読書記録より〜

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人気作家の青柳碧人(あおやぎあいと)さん。

本屋さんの陳列棚で一段とインパクトのあるこれらの作品を

見たことがある方も多いのではないでしょうか?

 

 

 

ただ、今回ブログに綴りたいのは、昔話ミステリーではなく、

設定がすごいなぁ…と唸ってしまった青柳さんの初期の作品

東京湾海中高校』(旧;千葉県立海中高校)についてです。

(もちろんミステリー作品も面白いので、機会があったら綴ります)

 

首都圏に住んでいる者としてタイトルがもの凄く気になった

というのがきっかけ。

どんな作品なのか、何も知らないまま読み始めました。

そして読後の私の感想は…

ただただ「すごい」の一言。

 

東京湾に作られた海の中の都市と

そこにある海中高校を舞台にした非現実的な世界の話でありながら、

その世界を成り立たせる海中発電シーコンクリートなど

リアリティのある細かい設定

また、私たちが実際に抱えるエネルギー問題地球環境の問題について

書き込まれていて、とても考えさせられました。

一方で、高校生の青春や故郷への愛着など様々な感情も盛り込まれ

ひとつの作品として重すぎず軽すぎず。

話の中心人物、夏波ちゃんと同年代の

中高生も読みやすいのではないかと思います。

 

実際に、長女のイチコ(中1)も去年の春頃に一気読みしていました。

(ずいぶん前の事なので、今、感想を聞いても「忘れた」と言われそう…)

 

自然エネルギーの開発や地球環境保全など

様々な課題に取り組まなければならない今。

ある国の暴走により時代に逆行するような事態が起きています。

懸念されるエネルギー問題。

それだけではなく、緑豊かで美しい地球が、ウクライナ

戦火で灰色の世界に変えられてしまっている…。

そんな暴挙が許されていいはずがありません。

 

一日も早い終息を願いつつ、

脱炭素社会に向けて世界の動きが加速すること、

子どもたちが大人になる未来に、持続可能な地球環境であること、

そして世界中の人々が豊かで平和な生活を送れることを祈るばかりです。

 

本の感想とは話がズレてしまいましたが…

若い世代の方に読んでもらいたい本のひとつです。

爽やかな青春を含んだSF小説です。

*****

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先週に続き、今週も次女のニコ(小3)が

ひまわりの絵を描きました。

今回はカラフルなひまわりです。

ウクライナに明るい未来が来ますように」

との願いからだそうです。

 

日本からウクライナへ祈りを届ける~#SunflowerFromJapanプロジェクト