イズルハ家の教育系体験記

イチコ(新・高1)ニコ(新・小6)オト(大黒柱)二児の母(私)が日々体験したことを教育系を中心に備忘録代わりに記録しています。公開日記のようなものです。気軽に読んでいってください。

子育てって難しい…良い子過ぎる次女の扱い方に悩んだ件

我が家には2人の娘がいます。

長女イチコ(中2)と次女のニコ(小4)。

イチコは超マイペース。

自我というものがハッキリしていて、

周りの声をあまり聞かず、我が道を突き進むタイプの子。

自分がコレ!と決めたら譲らないので、

小さい頃から扱いが なかなか大変だった。。

 

そんな姉の姿を見ているからか、柔軟な対応ができるニコ。

この子は一言でいうと、とにかく「出来る子」。

(親バカでスミマセン…)

勉強は出来る方だし、運動も中の上。

お友達ともトラブルなく仲良くできるし、

学校でも叱られることがない優等生。

可愛いイラストも描けるし、ゲームも上手い。

 

と、小さい頃から、何でも出来ていて、褒められることが多い子。

逆に、ちょっとでも注意をされようものなら

瞳いっぱいに涙を浮かべ、「ごめんなさい!」を連発。

いやいや、そんなに怒ってるわけじゃなくて、

ちょっとこうして欲しいな、と思っただけなんだけど…

という感じで、注意もしにくいほど。

(そのせいで、保育園時代の先生を困らせてしまったことも。。)

 

それが最近、ちょっとエスカレートしまして。

これまで、注意されて「ごめんなさい」だったのが、

この頃は、先取りで「ごめんなさい」を言ってみたり、

注意をされる気配を感じた途端に回避しようと言い訳をしたり。

 

例えば、つい先日のこと。

勉強中に、ちょっと休憩といってイラストを描き始めたのはいいのですが、

それが長くなってきたので

「あれ?そのイラスト描き、いつまでやるの?」と聞いたら

「もうやめようと思ってた。

この洋服(輪郭)を描いたら勉強しようと思ってた」と言うニコ。

いやいや、多分、違うでしょ。

だって顔や髪型の完成度に対して、

洋服、描き始めたばかりで、模様もシワもない輪郭のみだし、

もうやめようと思ってたタイミングと違うでしょ!?

 

と、心の中で思った母のことなど お構いなしに、

さも「今、ちょうどやめようと思ってました!」とばかりに

服の輪郭を描き終えたニコは、そそくさと勉強に戻り始めた。。

う〜ん、なんかイヤ。

 

他の時にも、遊んでいるニコに、私が「ニコ・・・」と話しかけた途端、

「あー、ごめんなさい!今、〇〇しようとしてたところ」などと言って

私の話を遮り、やった方がよさそうかな!?と思われることを

先取りしてやろうとしたり。

なんか、イヤ!!

 

どうしてだろう。

ニコを叱るのは、年に数回程度なんだけどなぁ。

逆に、そのギャップが強烈すぎたのかなぁ?

それとも、イチコが中学受験の時に怒りすぎたせいで

自分が怒られていないにもかかわらず、トラウマになっちゃったのかなぁ…?

(怒られた当の本人のイチコは、どこ吹く風って感じなんだけどなぁ…)

と、良い子過ぎるニコの心理が分からず、しばらく悩みました。。

 

が、この前、その辺を改めて整理して本人に伝えようと思い、

夜、iPadで動画を見ている最中のニコに話しかけました。

 

「ニコってさぁ・・・」

ニコ「あ〜、もうやめます!これ見たら寝ようと思ってたところ」

「そうじゃなくて。そうやって、いつもお母さんの話を

 最後まで聞かなかったら、何が言いたいのか分からないでしょ?」

ニコ「・・・」

「最近、お母さんに怒られないようにしようっていう

 ニコの態度がすごく気になるんだけど、

 お母さん、ニコのことそんなに怒ってないよ?どうしたの?」

ニコ「・・・(涙)」

「それに、お母さんは、別にニコに良い子でいてもらいたいわけじゃないの。

 いつも良い子でいなくてもいいんだよ?」

ニコ「・・・良い子じゃなくていいって、どういうこと?」

「ニコは、こうやったらお母さんが喜ぶんじゃないか?とか考えて

 そういう風に行動してるように見えるけど、そうしなくて良いよってこと。

 他の人が望むように行動しなくていいの。自分のやりたいようにやっていい。

 だからと言って、これはダメだな、と思う時は注意するけど・・・

 う〜ん、難しいねぇ」

ニコ「・・・(涙)」

「誰かに気に入られようとか、こうやった方がいいんじゃないかとか、

 そう思って行動するってことは、自分自身の意思がないし、

 その人とも対等じゃないじゃない?

 だから、私はこうしたい!というのを対等な立場で、

 自分の意見を言って話し合えばいいんじゃないのかな?

 お母さんも注意する事があるけど、

 ニコもそれに対して意見を言っていいんだよ」

ニコ「でも、自分より年上の人には言えない・・・」

「言っていいんだよ。

 年上だろうと大人だろうと、ニコの意見を聞ける方が嬉しいもん。

 ニコはそう考えてたのか!って思うし、でも違うな、と思ったら、

 また意見を伝えられるから、ちゃんと話し合いができるでしょ?

 ニコが、こうした方がいいかな〜って勝手に思って行動するんじゃなくて

 ちゃんと自分の意見を持って、話し合うっていうのはどう?」

ニコ「・・・(涙)」

+++++

 

私の伝えたいことが、ちゃんと伝わったかどうかは分かりません。

また今まで、周りの人たちに気を配って

(悪く言うと顔色を伺って)生きてきたニコには

ちょっと難しい課題かもしれません。

それでも、少しずつでいいので

「良い子でいなきゃ」という概念を捨ててもらえたらな、と。

「自分らしくいていいんだ」と分かってもらえたらな、と。

 

長女イチコは、成長とともに、かなり内面が変化しました。

小学校低学年まで引っ込み思案だったのが、

小学4年生以降、中学受験のため塾に通い始めたのをきっかけに

どんどん自信に溢れ、積極的になり、

今では自分自身をしっかり持った子に成長しました。

なので、ニコも今後、少しずつ自分を変えてくれるといいな、と願う一方、

周りを見渡す目を持つというのも一つの個性なのかな、

と思ったりする母でした。

 

後々、「こんなこともあったね」と振り返ることができるように

子育て日記として記録に残してみました。