最近、長女イチコ(中2)の数検のサポートばかりやってきましたが、
次女ニコ(小4)も2週間後に塾でテストがある、とのことでしたので
テスト対策をすることになりました。
本人曰く
「国語と算数は毎日の勉強で足りてるから、特別やることはない。
でも、社会と理科は覚えることが多いから、一緒にやってほしい」。
ということで、先日の日曜日、
毎週恒例の『クイズ大会』(という名の暗記確認テスト)で
理科と社会のテスト範囲から問題を出題してみました。
理科に関しては、無脊椎動物や秋・冬の植物など
身近なものを覚える感じでしたので、意外とできましたが、
問題は社会。
4年後期から学習しはじめた『歴史』が覚えられない様子。。
そこで、私は考えました。
「ニコ専用の、なんか簡単な年表的なものが作れないか?」と。
で、昨日、一日がかりで作ったのがコレ↓
テスト範囲の室町時代までまとめた
『ニコのためだけの超分かりやすい歴史ノート!!!』です。
見開き左側がテキストをコピーして貼り付けた年表、
見開き右側が、重要部分を抜き出して書いた説明文、という構成。
右のページ、めちゃめちゃ文字が書いてあるように感じられますが
実は、それほど情報量は多くない。
というのも、水色や緑のカラーボールペンで書かれた部分は
テスト範囲の暗記部分(人物名と出来事)を書いただけだから。
その暗記部分が覚えられない〜と嘆いていたので、
じゃ、どうしてその出来事が起こったのか?の繋ぎ部分をフォローしましょ
ということで作ったノート。
なので、私がテキストを元に付け足したのは、黒で書いた部分のみ。
それを元に、ニコに説明をしてあげると・・・
「えー!めっちゃ分かりやすい!理由が分かると歴史って面白いね!」
と言ってくれた٩(ˊᗜˋ*)و ♪*゚イェイ
私も同感で、ノートを作りながら
「へ〜、これ(理由)があったから こう(結果)なったんだ〜」
と理解でき、これまで越えられなかった室町の壁を越えることができました!
(学生時代、旧石器・縄文…と勉強していき、鎌倉あたりで息切れ、
室町時代でダウンしていた私なのです。。)
と言っても、このノート。
テキストに書いてあることの10分の1もカバーしていないと思います。
でも、逆にそれが良いのです。
だって私、やっと気づいたのです。
今までの勉強は、情報量が多すぎたって。
これまでは、人物や事件、年号、政策の名前、宗教や文化など
その時代に学ぶべき事をいっぺんに頭に入れようとしていた。
で、覚えきれずに、次の時代に進めなくなっていた。。
でも、今回のノートは、ほとんどの要素を削ぎ落としまくったもの。
塾が「最低限、覚えて欲しい人物」(と、その人にまつわる出来事)
をまとめてくれていたので、その人物と次の人物の間の出来事を
補う(つなぐ)形でノートが作れたのです。
暗記ワードになっていたので、それをつないで、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
だから⇒中大兄皇子や中臣鎌足らが、蘇我氏を滅ぼし、政治改革をする。
でも…⇒天智天皇が亡くなると、天皇の位を巡って壬申の乱が起こる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
という感じに、テキストを参考に説明を書き足しました。
例えるなら、私がやったのは『点つなぎ』。
点と点(暗記ワード)を理由でつないでいったのです。
点だけでは見えなかったものが、線(理由)でつなぐことで
全体像が把握できるようになった。
一方、今までの勉強は、印刷機方式。
全体像が分からないまま、端から順にインクで色を塗って
徐々に絵を完成させていくような感じ。
年代順に、その時代の全要素を網羅しながら覚えなければ!
というやり方だった。
点つなぎ方式は
線は頼りないし、点の数が少ない分、いびつな形だし、
絵(歴史学習)としては全く不完全なものだと思いますが、
絵の形(なんとなくの全体像)が見えるのが良いな〜と。
印刷機方式で、アレもコレも!と詰め込んで、
途中で息切れするより、私には合っている方法だと思いました。
まだ小4のニコも、同じだと思います。
だからこそ『ニコのためだけの超分かりやすい歴史ノート』。
これをきっかけに、歴史が面白いな、と思えるようになったら
後々、点や線に肉付けして、情報を足していけば良いのだと思うのです。
新しい勉強の仕方が見つかったおかげで、
私もついに歴史アレルギーから卒業できそうです。
そしてニコも、歴史を好きな教科の一つにして
これからたくさん学んでいってくれたらいいなと思います。