イズルハ家の教育系体験記

イチコ(新・高1)ニコ(新・小6)オト(大黒柱)二児の母(私)が日々体験したことを教育系を中心に備忘録代わりに記録しています。公開日記のようなものです。気軽に読んでいってください。

『反抗期長女』の育て方

先日、長女イチコ(中3)が通う中学校で保護者会がありました。

というか、受験生ということもあり、

保護者会がコンスタントに約1か月毎に開催されていて

先月末にも行ったばかり。

その時に会ったイチコのお友達で、ちょっと気になる子がいたので

今回は、そのことについて書いてみたいと思いました。

 

お友達のOさん。

イチコの話では、Oさんは長女で、下に2人の弟や妹がいるとのこと。

で、Oさんのお母さんは、その2人のことばかり可愛がる(Oさん談)ようで

Oさん、反抗期真っ只中!お母さんと目下ケンカ中!!らしいのです。

 

ただ、中学校の保護者会。

高校受験に関する情報提供がメインなことから

保護者だけでなく、生徒も出席。

しかも席次が、保護者の隣に生徒が座る、というスタイルに。

絶賛ケンカ中!!の親子にとっては気まずい座り方・・・。

 

Oさん、イチコの近くの席だったので、

保護者会が始まるギリギリまでイチコの側にいて

おしゃべりをしていました。

その間、Oさんのお母様も席の方に来る気配なし。

Oさん、お母様について

「しゃべることないし、コッチに来たくないんじゃない?」なんて言う始末。

それを聞いていて、ちょっと悲しくなってしまいました。。

 

イチコたちは、もう中学3年生。

そのご高校の3年間を経たら、大学・就職で家を出る可能性も。

一緒に過ごせる時間は、残りわずか。

それなのに、親子で会話をしないなんて・・・。

思わず私、Oさんに向かって

「お母さん、もったいないねぇ・・・」と漏らしてしまいました。

 

一方のイチコは、すでに反抗期が終了。

この2年ほど、親子の良好な関係が続いております。

そんなイチコを見たOさんから、

「なんか、お母さんと一緒の時のイチは、いつもよりホワホワしてるねぇ」

なんて言われてました。

家にいる時の甘えたな雰囲気が外にダダ漏れしてしまい

ほんわかした様子になっていたようです。

 

そのご保護者会が始まると、Oさんとお母様は肩を並べて座っていたものの

保護者会が終了と同時に、お母様は早々に退席、

Oさんは再びイチコの所に来たので、一緒に帰ることになりました。

 

反抗期の娘の育て方。

特に『長女』という立場の子どもの育て方。

とても難しいと思います。

なので、Oさんのお母様の態度も分からなくもないです。

私もイチコが反抗期の時は、どうしたらいいの?と悩んだこともありました。

 

でも、それを解決するのは簡単でした。

私がやったのは

『ああだこうだ指摘や注意をせず、本人に任せ、

親はとにかく子どもに愛情をたっぷり注いで褒めること』

でした。

 

まだ未熟な中学生を見ていると、あれこれ言いたくなる気持ちは分かります。

私も言いたいことが山ほどありました。

でも、言わないように心がけました。

なぜなら、『本人が、一番分かっているから』です。

 

宿題をやっていない、とか、ダラダラし過ぎている、とか。

勉強・生活態度・その他もろもろについての善し悪しは

本人が一番よく分かっている。

今の自分の行動が悪いことは分かっている。

でも、楽な方に流されて、

頭では『良いと思うこと』でも、なかなか行動に移せない・・・

という葛藤の中にいるのが中学生。

 

それを、何でもお見通しの大人が

「こうしなさい」「ああしなさい」「なんでできないの?!」

指摘していては、反発心しか生まないし、自立する心が育たない!!

と思って、言いたいことをグッと飲み込んだことが

何百回、何千回あったことか。

でも、たまに行動できた時には、ここぞとばかりに褒めました。

 

そのおかげで、イチコは反抗期が早々に終了し、

「話し合いの場」についてくれるように。

親が一方的に指摘しているだけでは、話し合いにはなりませんからね。

ま、話し合いができたとしても、

それを実行してくれるかどうかはまた本人次第で、

全然、親が思うように行動してくれないことの方が多いですけどw

 

それでも、反抗期を短くし、良好な親子関係になることで、

『子どもの心育て』には大きな成果が得られているな、と感じています。

 

かくいう私も長女。

子どもの頃、母には、叱られ叱られ育てられました。

妹と仲良く過ごす母を見ては「どうせ妹の方が可愛いんでしょ」

妹を憎く思ったこともありましたし、母の愛情をきちんと感じられず

非常にひねくれた性格に育ちましたw

 

大人になってから知りましたが、当時、母は子育てに必死。

愛情はたっぷり注いでいたつもりのようですが、

私はそれを感じられないまま育ったことが分かりました。

 

親が子どもを大切に思う気持ち。

子どもに立派に幸せに生きて欲しい、と思うからこその言葉、

「指摘」「注意」「コゴト」などを、親は子どもに発します。

しかし、その言葉により、親子間に障壁が作られ、

子どもへの愛情の伝達が遮られてしまう。

・・・という現実に、親の方は気づけないんですよね。

私もやってしまっていたことがありました。。

 

『正論』=『正しい』ではないんですね。

むしろ、正論を子どもにぶつけることは、間違いで、

「私は愛されていない」「私より妹(弟)の方が可愛いんでしょ」

と、愛に飢えた状態になってしまう。。。

 

なので、話は戻りますが、Oさんのお家でも

早く親子ゲンカなんてやめて、仲良くしてくれたらいいのにな〜と

しばらくの間、ずっと気になっていた私でした。

 

しかし、その1か月後に開かれた先日の保護者会、

前回とは違う様子のOさん親子を見ることができました。

Oさんとお母様が、保護者会中、時々、話をしていたのです。

会話の内容までは分かりませんが、なかなか仲がよさそうな雰囲気♪

前回、絶望そうなOさんを見ていただけに、今回の変化はビックリ。

あぁ、喧嘩をしていない普段の様子はこんな感じなのかな?と

ちょっとホッとしたのでした。.゚+.( ´ ∀`*).+ ヨカッター♪

 

高校受験を控え、色々と親子バトルはあるとは思いますが、

『心育て』ができる子育ての期間は、あとわずか。

近くにいて愛情をたっぷり注ぎ、

それを子どもが感じ取ってくれる時間は、もう少ししかありません。

せっかくならたくさん会話して、たくさん笑って、

幸せホルモン放出しまくりな子育てをしたいと思っている二児の母の

ちょっと長いつぶやきでした。